2.BAKAカセットラベラーへの道



(注)このコンテンツは、時間とともに増殖します。
1度読んだとしても新鮮な2度目がどこかにあるはずです」(最終更新2001/10/30)

(画像のポイントにマウスを合わせると詳細画像がでてきます)
ビデオテープと並んで、BAKAラベラーオッチーを夢中にさせたもの、それはカセットテープである。もうカセットテープを使う人は少なくなっているが、オッチーが夢中になったのは、まだCDが出てくる前だったので、当時の記録としてそのBAKAラベラーぶりをご披露したい。若い人にとっては「そういう時代もあったのかー」というもので、それ相当の人にとっては「なつかしー」ものなのである。

1973-5年当時のカセット。当然手書きラベルだ。「ビートルズ レットイットビー、ビコーズ」と書いてある。

・ラジカセ時代のカセットテープラベル

カセットテープの登場は1968年とか。TDKがアメリカで発売開始し、翌年日本での登場となった。当時は学生運動華やかな時代。1969年には東大安田講堂事件が1月にあった。東大生の一部とそれを支援するヘルメット学生たちが東大安田講堂に立てこもり、機動隊と争った事件だ。
こんな時代だったから、若者はほとんどカセットテープに興味を持たなかった。若者向きのメディアにはなっていなかったのである。 そして70年代、時代はフォーク全盛で、井上陽水、拓郎、そして大石吾朗のコッキーポップの時代である。まだまだカセットデッキも高価だった。しかし、何を思ったのか73年頃、オッチーはSONYのステレオカセットデッキを購入。しかし、AMラジオしか持っていなくて、音質も悪くエアチェックには向かなかった。
ラジカセを始めて買ったのは、1976年のこと。もう25年も前のことだ。ラジカセの出始めの頃で、各社のを聞き比べてなぜかサンヨー製にしたが2万数千円はしたはず。今考えると結構な値段だ。このラジカセは活躍した。当時はやっていたクイーンや、キャメル、クラプトン、ジャンルも無視してめちゃくちゃ録音した。

ちまたでは、ピンクレディーがデビュー(ペッパー警部)し、大瀧詠一も『ゴー!ゴー!ナイアガラ』で元気だった。そういえばBOW WOWというロックグループがデビューしたけれど、いまとなると知っている人は少ない・・・。この年ヒットした曲というとキャンディーズ『春一番』でしょう。このころからせっせとカセットテープに音楽を録音しはじめたのだけれど、当時は完璧な手書き。好きな人は、タイプライターで印字したものを見せびらかしていた。ちょっと悔しかった。 1977年、東京へでてきた頃が一番エアチェックに燃えた時代だった。FM東京の音楽番組がメインだった。

イーグルス 
ホテルカリフォルニアのレコードジャケット。思い出多いレコードである。

77年というと、ホテル・カリフォルニア。この曲はよかったー。あのイントロが流れると、今も聞き耳をたててしまうくらい。レゲーの神様「ボブマーリー」を生で見たのもこの頃。渋谷公会堂というレゲーにふさわしくない場所で聞いたレゲー、なぜかこのコンサートを上回るような、エキサイティングなコンサートは見たことがない。 そして1979年、SONYが画期的ともいえる「ウオークマン」を発売した。この第一号ウオークマンはすぐに購入。いまも持っているはずだが、引越しで荷造りしたままどこかの箱に入り込んだままだ。
 その後1985年になって、東芝のウオークマンタイプを購入した(右画面)。こちらは、カセットタイプのFMチューナーもついていて、通勤に大いに活躍してくれた。

(ウオークマンは、カラオケよりも早く和製英語として世界に広まった。1989年、イギリスの『オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー』に掲載されたとか。)


ミュージックマガジン誌(1978年)
表紙はブルーススプリングスティーン
特集は、いまは亡きレゲーの王者ボブマーリー


東芝ウオークマンタイプ「Walky」(1985年製)

東芝のウオークマンタイプのコンパクトカセットデッキ。FMチューナーを装着したところ。かなり小さい。 サイズ的にはぴったりと本体に収まる大きさ。FM放送はいまも聴くことができる。
カセットテープ装着前

カセットを装着すると、カセット上部が上に出る。残念ながら故障のため、カセットを聞くことはできなかった・・・。

4号までしか続かなかったマイクロ誌(84年1月号)。小松左京氏の「さよならジュピター」のシミレーションプログラムが掲載されていて、必死で入力した。 マイクロ誌掲載の「ワープロ ユーカラ」の広告。クレオの前身「東海クリエイト」の文字がなつかしい。
愛読誌だった「カーソル」 1984年3月号 裏表紙は、タモリのFM−7(富士通)。ゲームユーザー垂涎のマシンだった。

 

・パソコン創世記のカセットラベル

パソコン(当時は、マイコン)が出てきはじめた頃、80年代前半は、カセットラベルをパソコンで作ろうと思った人は少なかっただろう。なにしろ、プリンターまで購入していた人は、ほんとうに少なかったのだ。しかも、ワープロソフトなんて持ってないし(ソフトで普通10万円くらいしたが、唯一安価だったのは東海クリエイトの「ユーカラ」だった)、マウスすらなかったのだから。手書きがあたりまえだった。

 はじめてマウスを買ったのは、84年頃、PC9801F2のとき。名機PC100のマウスと同じもので感激した.
これはオッチー秘蔵のマウス。現在のマウスより角張っていてグリーンアイが可愛い。しかしマウス対応のソフトは表計算のマルチプラン程度で、数少なかった。その上、パソコンの記憶媒体といったら、なんとカセットテープ。カセットテープにプログラムを記録していたなんて、いま思うとレトロこのうえない。月刊ASCIIなど雑誌の記事には必ずプログラムリストがついていて、それを手入力してはカセットテープにセーブしていたのである。

 はじめてプリンターを買ったのは82年。PC-8824という熱転写プリンターだった。その後、PC-NMシリーズ(ドットマトリクスプリンター)を購入するが、1台20万円以上する代物。大変な買い物だった。しかし、その24ドットの文字はあまりにも品がない。明朝体などはギザギザで見るも無残という感じ。数本、カセットラベルのタイトルに使ってみたが、あまりの出来の悪さにあきらめた。

・プロッターの味のある文字を使う

そんなおり、高田馬場にあったパソコンショップ(この店はその後倒産、社長は池袋を中心に「ニック21」グループで再興を果たすも再度倒産・・・厳しい)で、10数万で特売(特売でも高い!)にでていたプロッターを購入した。プロッターの味のある印字にすっかり見せられてしまったのだ。84年のことである。これがオッチーのBAKAカセットラベラーへの第一歩である。 このときの機器構成は以下の通り。

■パソコン :NEC PC-9801F2 
■プロッター:MP1000(渡辺測器
         (現 グラフテック ))
■使用ソフト:雑誌「カーソル 1984年3月号」(ラジオ技術社)掲載
       「カセット・インデックス」(プログラムリスト)


当時の広雑誌告

カセットラベル製作ソフト
カセットインデックス」画面

非常にシンプルな画面で驚かれるかもしれませんが、当時のソフトはだいたいこの程度でした。

 

左図は、雑誌掲載のカードイメージ。漢字対応はしていなかったし、したとしても細かな文字はつぶれてしまうので、汚いものになったはずである。

プロッターでの印字は、最近パソコンをはじめた方々には分からないと思うが、機械が自らペンを握って文字や絵を書くもの、ということができる。印字は1文字1文字手書きするように機械が書いていくのだから、大変面白い光景となる。ただし、音は非常にうるさい。

それにしても、タイトルが「FLASH DANCE」とは、懐かしいー。「84/1/17」という文字がリアル。

カセットインデックス 作者は、角張 正彦氏。
このプログラムを開発した当時の環境は、
コンピュータ: PC−8801
プロッタ  :ローランドDG DXY800   とのこと。
角張氏に関する情報をお持ちの方は、筆者までお知らせください。

これも懐かしい「THILLER」のカセットラベル
マイケルジャクソンでしたね。


位置合わせが難しいが、一度決定すればマーキングしておくと次回からは楽。文字間隔も無理なくきちんと収まっている。

ジャズボーカルのサリナ・ジョーンズのラベル。
グリーンとレッドの2色印刷



プロッター印字のカセットラベル、いかがでしたか?今となるととても珍しいものになってしまいました。かすれたような、そして押しつけたような味のある印字をみていただけたら幸いです。できれば、この文字をフォントで復活させたいですね。28文字集めて、フォントに起こしてみたい、そんな気分です。 最後に84年にこのプログラムを開発された角張氏に感謝いたします。  BAKAラベラーotti


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