【納豆の作り方・・・その1】 by オッチー

このページは、かつて「フジテレビフューチャーネット」(旧people)」に発表したもの
ですが、最近アイデアを加えましたので、こちらで再度発表します。(otti)

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■自宅にあるもので納豆を作る

 「え、納豆って、手作りできるの?」
と思われる方もいるかもしれませんね。

  前回、「ヨーグルトを作ってみよう」というコラムを書きましたが、納豆もヨーグルトと同じような作り方で手作りできるのです。そう、ヒントは納豆菌です。ヨーグルトの場合は、牛乳に混ぜた乳酸菌をうまく温度管理して培養しますが、納豆の場合は、大豆に混ぜた納豆菌を使います。牛乳を大豆に変え、乳酸菌を納豆菌に変えただけと考えると難しくなさそうですね

◆納豆はまず豆から
左:普通の大豆 右:鈴丸(納豆専用大豆)

  納豆手作り歴7年(笑)の筆者は、これまでスーパーで売っている普通の大豆を使って納豆を作っていました。しかし、この「普通の大豆」は、納豆にするにはちょっと大きいのです。よく「小粒納豆」って言いますね。納豆は、小粒の方が菌の周りがよく、熟成しやすいのです。作りやすいということですね。   できれば皆さんも、小粒の大豆を手に入れましょう。商店街などの豆専門店なら置いています。 筆者の場合は、なんとか「鈴丸」という納豆専用大豆を手に入れることができました。右の図の比較を見ると一目瞭然、大きさがかなり違いますね。  小粒の大豆が手に入らない場合は、普通のものでも構いません。ただ、若干煮る時間と、熟成時間が長くかかります

◆仕込みは夜  

  納豆作りはちょっと時間がかかります。
  ざっと流れを説明しますね。

・1日目(夜)大豆を3倍ほどの水に漬けて一晩置く。
・2日目(昼)圧力鍋で煮、納豆菌を混ぜて熟成
・3日目 出来上がり  

工程としては、実質1日半ほどでしょうか。熟成する際の温度によって早まったり長くなったりします。この工程では3日目に食べることが出来ますが、夏ですすと午前中には出来上がりました。しかし、気温が低くなると菌の活動も鈍りますので、秋が深まるにつれてもう少し時間がかかると思われます。

◆では作ってみましょう


1、一晩水に漬けた大豆を、圧力鍋で煮ます。

 大豆は、柔らかめに煮てください。芯が残ると、納豆にしてもおいしくありません。圧力鍋の場合は、量にもよりますが20〜30分くらいです。圧力鍋が無い場合は、普通の鍋で水煮してもかまいません。その場合、圧力鍋より時間がかかります(2〜3時間程度)。

2、ザルで水を切り、納豆を混ぜます。

ここからは画像で説明しましょう。

煮あがった熱い状態のまま、一気に大豆をザルに移し水切りをします。 ザルの中の大豆に直接納豆を入れます。数粒で十分です。 全体に納豆菌が回るようによーくかき混ぜてください プラスチック容器にクッキングペーパーを敷きその上に煮大豆を入れます。

 これらの作業は冷めてから行わず、熱いうちにやってください。殺菌も兼ねています。
スプーンもザルも、煮えあがってすぐの状態で大豆を扱うことで、殺菌されるわけです。まだ熱い状態で納豆を入れたら、菌が死んでしまわないかな?と思われるかも知れませんね。ご安心ください。納豆菌は、熱い環境の中では耐熱性の胞子を作って身を守ります。雑菌は死んで納豆菌だけ生き残るというわけですね。

 納豆菌は種だけ売ってくれるところがありますが、取り寄せるのに手間がかかります。市販の納豆を直接種として使いましょう。この場合、100g程度の大豆であれば、数粒で十分です。

3、容器に移し、熟成させます。

 熱湯消毒した容器に、クッキングペーパーを折りたたんで敷きます。   その上に、薄く、煮大豆を入れます。

めいっぱい容器に詰め込まず、半分以下にしましょう。 大豆の上にも、クッキングペーパーを置きます。 軽くラッピングします。決してきつくしないでください。 温かい場所でじっくり熟成させます。ここはビデオデッキとチューナーの間です。
  クッキングペーパーを下に敷くのは、余分な水分を吸収させるためです。直接容器に入れてしまうと、呼吸している納豆菌から出る水蒸気でべとべとになってしまいますので、ご注意を。私の場合は経験上、容器をラップで軽く覆うときにも、水滴避けの目的で画像のようにクッキングペーパーを置いています。

<研究のあと>
最近ふと思いついた方法をご紹介します。それは、クッキング・ペーパーの上に納豆を直接置かず、台所用の穴あきビール袋(三角コーナーなどで使うやつですね)に豆を入れ、クッキング・ペーパーの上に置くというもの。
これなら、クッキング・ペーパーに直接納豆がくっつかず、なおかつ納豆菌の呼吸で出る水分も抜けます。これはオススメ。(2003-02-04)

  ラップはきつくしないで、隙間を作ってください。空気が入るようにしておくことで、納豆菌は呼吸ができます。
  納豆を熟成させる温度は、40度C程度です。ちょうどヨーグルト作りと同じ温度ですね。人によっては、ヨーグルトメーカーで納豆を作っているケースもあるくらいです。筆者もヨーグルトメーカーを持っていますが、1回に作れる量がどうしても限定されるため、今は「秘密の穴倉」を使っています。「秘密の穴倉」というと不気味ですが、上の画像にあるようにAV機器の隙間ですね。ここがちょうどいい温度なのです。

 4、出来上がり

左側が熟成前。右側は納豆になったもの。色が、かなり違いますね。
筆者の場合は、約14時間ほどで出来上がりました。出来上がりは、右図のように納豆の表面にうっすらと白いモヤのようなもの(菌糸)が出来ているので分かります。そして粘りがあればOKですね、確認してみましょう。

出来上がりをすぐに食べるよりは、冷蔵庫で冷やした方がおいしいです。また出来上がった直後は臭いもあります。できれば冷蔵庫でさらに2日ほど熟成させてください。臭いが収まり、アミノ酸が増して、さらにおいしくなります。

◆いろいろな食べ方で楽しみましょう

出来上がった納豆、みなさんはどんな食べ方がお好きですか?
私の場合は、卵の黄身を入れたもの、大根おろし、刻みネギ、と極めてオーソドックス。
 マヨネーズで和えたマヨ納豆もおしいらしいのですが、試したことはありません。でも、ツナ缶をマヨネーズで練って、さらに納豆と刻みネギと醤油で作ったスパゲッティは好きです。
  じゃ、マヨ納豆だって食べれる??・・・いやいやどうしてもそれだけは拒否しちゃうんですよね。 みなさんは、どんな納豆の食べ方がお好きですか? おいしい納豆の食べ方がありましたら、「おしゃべり広場」へ書き込んでくださいね。
 
  最後に一言、「納豆は、100回以上かき混ぜてから食べましょう」。
  かき混ぜるほどに、アミノ酸の旨み成分が増加するのだそうです。

 


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